溝畑茂「数学解析」（朝倉書店）
微分積分の演習で取り上げられる（比較的平易な）問題の大半は単なる一例であり、それ自体に特に興味のあるものでなく、定理を応用する練習以上の意味はないことをあらかじめ注意しておく。そういった問題を解くことが数学の中心部分（の一部）であると誤解しないで欲しい。比較的高度な教科書では、それ自体に興味のある題材が（単なる演習としてでなく）理論的な考察の対象として扱われていることが多いので参考にして欲しい。定理の使い方を理解したならば、類似の問題を繰り返し解くことよりも先に進むことを勧める。
当該科目の目標を超えることは授業、及び試験で要求しないので、それ以上のことについては自習などで補うこと。
