グローバルな人材育成(STAP人材の育成)

http://www.youth-cao.go.jp/guidance/theme2601.pdf
内閣府実施、文科省提案の調査で
> 大学に、どのような力(アカデミックな知識、職業に必要な実践的な技能、国際性、社会性など)を学生に身に付けさせる役割を期待しますか。
という質問で、回答に
> 国際性、グローバルな人材育成
を選んだ割合が、特に“女子中高生”で高い。これは「自分」が海外に行きたいとか、外国人と交流したいということであって、「大学生一般」がそうなるべきだということではないだろう。そこをミスリードして、政策誘導をさらに推進することのないように期待したい。多くの女子中高生が例えば外国語学部に「本人の希望」で進学するということは何ら問題ではないが、グローバル人材(STAP人材)の育成という政策的誘導を行うことが問題である。STAPさん自身は特に嫌いという訳ではない(もしかしたら会ってみたら個人的には好きかもしれない)。問題はあのような人材育成を政策的に行うことである。
 しかも、これはかなり酷い調査で、質問3つのうちの他の1つが「海外留学」について質問している、という誘導的な極めて悪質な調査である。仮にも科学技術を担当する省が、こんなデタラメな調査をしていいのか。STAP人材の育成を推進してきた省(あるいは、スーパーサイエンス・ハイスクールの問題解決型授業で、EM菌で環境問題を解決みたなことになっている省)だから、こんなもんか。