高校も格差拡大の装置

貧困家庭の高校生が乗り込む「泥舟」の悪循環 | 学校・受験 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
厳しすぎる「教育困難校」生徒の高卒就活事情 | 学校・受験 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
就活で自己PRできない教育困難校の生徒たち | 学校・受験 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
> 高校という学校段階は、子どものもつ学力、家庭環境等の「格差」が改善される場ではなく、加速される場
> 「教育困難校」に通う生徒の家庭環境はたいへん厳しく、その構成員や家族となった経緯も実に多様だ
> 収入が少ない家庭がほとんどである
> 腕のよい職人だったが、事故やケガで無職となって、その後、仕事が見つからないという例も多い
> 親は収入を得るために、家族と共に過ごす時間を犠牲にして働いている
> 幼い頃から虐待やネグレクトを体験した生徒も、「教育困難校」には少なくない
> 家に毎月3万円生活費を入れるために必死になってバイトをし、授業中はいつも寝ている
> 高等教育を受けさせることが経済的に可能な家庭の生徒が進学し、そうでない生徒が就職する
> 高卒の進路先でいちばん指導が大変なのは、就職である
> 卒業後の先に希望は見えない
> 仕事でくたくたに疲れている親や、バイト先の社員の顔を見ていれば、働くことに恐れをなす
> 女子高生たちは、今が人生でいちばんいい時期と自覚している。女子大生や女子社員よりも商品価値があるのは今の立場であることを、よく理解している
> 求人には、いわゆる非正規社員の求人も含まれている
> 家庭の事情でやむをえず就職する現代の高校生には、将来への光明がまったく感じられない
> 就職試験では面接が最も重視されると聞いているからこそ、極度の緊張に陥る
> 家庭や学校での体験が少なく、自分は何が得意で何が苦手かわかっていないのだ。部活動でも熱心にやっていれば、まだそれをネタに自己PRを作れる
> 部費などの経済的負担ができず、部活動をやっていない
> 生活にも余裕がなく、親も自分も趣味らしきものも持っていない