大学進学

> 学生数は大幅に上昇している――そこには貧困層出身者も含まれる。僕の時代、高等教育はまだ限られた人たちのものだった。大学に進むのは人口のわずか8%にすぎなかった
> 大学進学にふさわしい優秀な生徒をこれまでの5倍生み出せるほど、中等教育のレベルが魔法のように改善したわけではない。つまり、大学がレベルを落とした
> 大学はノルマとなり、通過儀礼の1つになった。多くの若者は「行くものだから」大学に行く。大学に進学しないことは、教育を十分に受けていないに等しい。友人たちも行くことだし、大学生活を楽しめる
> 金融業界は名門大学の学生を採用し、それ以外の大学でもトップクラスの学生はまともな職に就く。でも本当のところ、彼ら優秀な学生は、大学進学率が大幅に拡大する前の時代に、大学に通えていたのと同じタイプの人々だ
今どきの大学生が背負う借金地獄 | コリン・ジョイス | コラム | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト