キャリアコンサルタントも、資格(笑)の一例

キャリアコンサルタントが自身のキャリアを描けない、という笑えない話。(後藤和也 産業カウンセラー/キャリアコンサルタント) : シェアーズカフェ・オンライン
> キャリアセンターで個別の相談を行っているのが、キャリアコンサルタント(キャリアカウンセラー等とも呼ばれるが、本稿では国家資格名称であるキャリアコンサルタントで統一する)である。
> キャリアコンサルタントが国家資格化された、というニュースが報じられた。
> キャリアコンサルタントの求人を見てみても、そのほとんどが有期雇用又は嘱託等の非正規雇用である。
> キャリアコンサルタントが勤務するハローワーク相談員もほとんどが非常勤だ。
> キャリアコンサルタント養成講座を主催する団体の多くは、資格取得が就・転職や独立開業につながる、と謳っている。
> 資格を取得し、即就職や開業につながるかというと、極めて難しいですよ、と言わざるを得ない。
> 受け皿もつくらずキャリアコンサルタントを量産し続けた政策に端を発した問題だ。
> キャリアコンサルタント資格取得によって一番利益を得たのは、ほかならぬキャリアコンサルタント養成団体であろう。
> 国策として量産された博士たちの多くが非常勤としての身分しか得られず、将来に不安を抱えながら生活している現状は、キャリアコンサルタントの多くがおかれている現状と重なるものがある、と筆者には思えてならない。
> キャリアコンサルタントの多くが非正規雇用であるとはなんとも笑えない現状だ。