憧れの仕事(笑)

仕事で私が壊れる 人生を搾取する「全人格労働」 - Yahoo!ニュース
> 学生たちが憧れる旅行業界の花形職業「添乗員」。だが彼らの多くは旅行会社の正社員ではなく、添乗員派遣会社に登録し、旅行会社へ派遣される派遣社員だ。日当制で、平均1万円程度。ボーナスもない。ツアー中は24時間拘束され、常に添乗員としての振る舞いが求められるし、何かあれば夜中でも対応しなければならない。時給に換算するとわずか400円だ。バスでの移動中は「バスガイドがいるから」という理由で勤務時間に含まれない。だからといって寝ているわけにもいかない。ツアー参加者が記入するアンケートで悪い評価が書かれれば、その後の仕事に影響するからだ。「旅行会社に『夢』や『やりがい』といった気持ちを利用され、搾取されるばかりです」
> 上司はてきぱきとして仕事ができ、最初は憧れの存在だった。だが、仕事の要求レベルがとにかく高く、100%では満足しない。120%の仕事を求め、部下たちの仕事にことごとくダメ出しをしてきた。女性は、数日間ほぼ徹夜で仕上げた企画書も丸ごと書き直しさせられ、営業用のプレゼンのために本格的な映像を何種類も制作させられた。「せっかくならいい仕事をしよう」「あなたならできる」など、上司の言うことはもっともだ。「前向きでいい言葉」なので、断ることもできない。毎晩終電まで仕事に追われ、土曜日も出勤。貴重な休日だった日曜日は布団から出られなくなった。そんな日々が半年続き、心身が悲鳴をあげた。ある日家を出られなくなり、1カ月入院した。その後も休職を繰り返す日々。