改革はファッション感覚が正解です

2015-12-31
> 需要に合わせた供給を行ってみたことの失敗、即ち、労働力の需要に合わせて教育内容を編成することの失敗を指摘することができる。
> 成功する事例もあるものの、それは極めて職業との結びつきが緊密である(公的資格があること、職業世界での実習が制度化されていること、レディネスの備わりが入試や進級時等において確認されていることなど)という特徴を有している。



失敗の原因はハッキリしていて、それは「需要の予測がお花畑」だったから。しかし、受験生(及び、その親)も「お花畑」であることに大学関係者と何ら変わるところがないために開設当初は、受験生が集まるという意味で大学側に(一時的)成功を齎す。次第に需要予測がお花畑であったことが明らかになるにつれ、大学側にとっても負の遺産と化す。であれば、もっとも正しい解は「看板だけを掛け替えて、中身は弄らない」ことである。



その他:
> Fランといわれる大学の就職率をいろいろと見てほしい。ブログ主の想定以上に高いはずである
> 入試難易度が低い大学では正課内の授業で具体的な就職支援を行う傾向がある
> Fラン大学だからこそ経営上の問題もあることから、細かいところにまで行き届いた手厚い就職支援を行っている



ここから見えることは、大学の難易度(受験生からの人気度)に結び付いているのは「就職率」ではなくて、「就職先」であることである。