大学教育

まあ、別に法学部に限らず、一部の特殊な学部(医学部とかね)を除き、大体、同じ状況だけどね。
「法学部生の大半は、法曹にならない」≒「数学科生の大半は、教師にならない」である。



書斎の窓 2016年1月号 新世代法学部教育の実践――今,日本の法学教育に求められるもの①マジョリティの法学部生のための,専門性のある法学教育 池田真朗
> 法学部生の9割以上は法曹にならない
> 法学教育には段階があって、その段階ごとに教育内容や達成目標が異なるのであるから、大学の学士課程ひとつをとっても、法学の教育レベルは多様であり、一律の参照基準などを作成することは困難である
> 法学部というものが有用な人材の供給源として機能してきたことには、誰も異論をさしはさまないであろう。問題は、法曹や中央官僚を除いた法学部出身者に、さらにこれからの圧倒的多数派の法学部卒業生に、他学部の卒業生にはない、「法学部ならでは」の特質がみられるか、というところにある